カメラマンになるには?
普通の人間にとってカメラマンとは結構雲の上のような仕事ではないでしょうか。どうやってなるのかそう簡単には分からないと思います。この話は今後何回もしないといけないと思いますが、今回はどうやってなるのか概略をお知らせしたいと思います。
カメラマンへの道は様々な方法が考えられます。王道という方法はないと思います。
学校に行ってみる!
📷誰でもまず考えるのはこれでしょう。はっきりとはわからないけれど学校に行けば何かわかるのではないかというわけですね。でもこれは間違ってはいません。
どのような学校がいいのか、また紹介したいと思いますが、いわゆる写真の専門学校や、写真学部のある大学、アート関係の大学などに行ってカメラマンになる人は統計的にはやはり一番多いのではないでしょうか。
芸能界のようでいったいどうやったらなれるのか分からないというのが現状でしょう。とりあえず、頭に浮かぶのは学校です。確かに統計的には学校から一本立ちした写真家は多いと思います。
でも実際のところ、学校を卒業して写真家として食っていけるのは本当に一握りだと思います。私が思うに100人生徒がいたら立派に一本立ちできるのは10人もいないと思います。5人もいないかな、、?
📷学校では一般的なことを教えます。はっきり言って不必要なことも教えます。卒業生の中には写真関係の様々な会社に就職する者もいます。雑誌の編集などの道に進む者も。結婚式場や報道機関、貸しスタジオ、撮影スタジオなどにも。写真が撮れるのであればどこでもいいという環境をみんな必死で探します。最近ではIT関係や、通販関係などにも職はあります。
カメラマンのアシスタントになったりする者もいますが、結構狭き門です。
でも、写真とは全く関係のない方向に仕事を見つける者もたくさんいるのが現状です。はっきり言って、写真学校の卒業生全てを受け入れる環境はどこにもないと思います。写真学校は商売としてやっているので生徒が必要なのは当然です。でも、終わってしまえば道を切り開くのは自分しかありません。
大きく分けてこの二つのどちらかです。
📷映像関係の会社に勤めたり、アシスタントになって経験を積み、経験とコネをつけるか、それとも作品集を作って自分で売り込むか、、のどちらか!
このどちらかではないでしょうか。会社勤めをする代わりに経験と人脈を作るというのはある意味健全な考え方です。会社に勤めるというのは様々な束縛や不自由さを感じるでしょうが、まずはフリーランスになる能力がないわけですから、これも賢明な方法です。生活していくお金が必要なのは当然です。
最低限の生活を保証しながら、将来に備えるということですね。ただ、働くところが自分の究極の目的につながる場所であればいいですが、一旦働き出すとずるずると何年も経ってしまうものです。結婚などをしたとするとなかなか冒険もできなくなります。
📷カメラマンになりたいというような人間は結構会社という組織を嫌う人間が多いというのも事実です。会社員になりたくないのであれば、自分で作品集を作って売り込む以外にありません。
⭐️私は上にいずれにもない経緯でカメラマンになりました。どちらかというと後者の方ですね。
私は写真学校にも行っていませんし、大学は写真とは関係ない学部でした。当時私はアメリカの大学に行っていました。写真の道に行ってみようと決意した時、もう一度学校に行こうかとも考えたのですがお金がありませんでした。そこでニューヨークに出てアシスタントの仕事を見つけ、それから2年後ほどで五番街に自分のスタジオを設立しました。
この一連の経験はまたこのブログで詳しく話していきたいと思います。
若者にとって大事なのは要するに決断力と実行力です!